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CrUXにソフトナビゲーションの実験指標、安定版Core Web Vitalsは変更なし
Googleが10月13日に公開したデータは、JavaScriptサイト内の画面遷移を捉えます。Search Consoleのスコアが新方式に切り替わるわけではありません。

Googleは2026年10月13日、Chrome UX Report、通称CrUXで、ソフトナビゲーションの実験的な測定データを利用可能にしました。公開時の発表によると、新しいデータは、ブラウザーが完全にページ移動しなくても内容とURLが変わる、ページ遷移に相当する動作を考慮します。安定版のCore Web Vitalsの測定は変わりません。
つまり、これは測定方法の進展であり、サイトの検索パフォーマンスが突然良くなった、あるいは悪くなった証拠ではありません。JavaScriptを多用するメディアやウェブアプリの運営者は、最初のページ読み込みだけでは十分に説明できない体験を調べられるようになります。
一度の読み込みの中に複数の読者経路がある
通常のナビゲーションでは、新しいドキュメントを読み込みます。一方、シングルページアプリケーションでは、次の記事や画面を既存のドキュメント内に表示することがあります。Googleのソフトナビゲーションのドキュメントは、ブラウザーがこうした遷移をどう識別するかを説明しています。すべての見た目の変化を、新しいページと扱うべきではありません。
新しい実験指標には、ソフトナビゲーションを含むLargest Contentful Paint (LCP)、Interaction to Next Paint (INP)、Cumulative Layout Shift (CLS)があります。Googleの発表は、一連の体験全体を最初のナビゲーションだけに帰属させるのではなく、個々の画面をまたいで測定する方式を説明しています。
メディアで有用なテストは、読者が記事を開き、内部リンクをたどり、完全な再読み込みなしに別の画面を開くケースです。最初の入口ページに問題がなくても、後の画面が遅く感じられたり、不安定に見えたりしないかを確認します。
実験版と安定版の時系列を混ぜない
今回の公開により、CrUXのAPI、BigQueryデータセット、CrUX Visなどで実験データを利用できます。要求する指標名と監視システムが実際に受け取る応答は、CrUX APIのドキュメントで確認してください。
過去の安定版データを実験版の時系列で上書きし、その差を性能低下と呼ばないでください。測定方式を明示し、同じ条件のデータ同士を比較し、新しいデータを評価する間も元の時系列を残します。サイトを新しくリリースしていなくても、定義の変更で数値は変わり得ます。
本番のレポートについては、引き続きGoogleのSearch ConsoleのCore Web Vitalsドキュメントが参照先です。10月の発表によって、このレポートが実験指標に切り替わるわけではありません。Googleは2027年5月を安定版への移行目標として挙げていますが、フィードバック次第であり、確約された期限でも検索順位向上の約束でもありません。
再現できる調査の対象を選ぶ
まず読者が実際にたどる経路を選び、対応ブラウザーと端末で遷移を再現します。何が変わるか、URLが変わるか、何が主要コンテンツになるか、どの操作が応答し続けるかを記録してください。調査の結論は具体的な画面や動作に結び付けるべきで、見慣れない指標一つからサイト全体を問題視すべきではありません。
アクセス数も変化している場合は、性能の診断と集客の診断を分けます。アクセス減少の調査ガイドが説明するように、観測した減少には別途根拠が必要です。この実験指標だけで、減少の原因を特定することはできません。
代表的なナビゲーションの確認を少数選び、サイトの保守ルーチンに追加しましょう。安定版のレポートによる継続性を保ちながら、最初のページの後で何が起きるかを、より明確に把握することが有用な成果です。
英語の原文から翻訳しています。
一次資料
- 公開時の発表web.dev
- ソフトナビゲーションのドキュメントdeveloper.chrome.com
- CrUX APIのドキュメントdeveloper.chrome.com
- Search ConsoleのCore Web Vitalsドキュメントsupport.google.com


