ガイド収益化
ads.txtを監査し、広告の販売経路を誤って止めない方法
販売者ID、契約関係、公開ファイルへのアクセスを確認してから変更しましょう。

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ads.txtの監査は、一見すると単純な問いから始まります。自分のサイトで広告を販売することを許可されているのは、どの会社かという問いです。ads.txtファイルの内容が実際の契約と異なると、広告の需要が誤って振り分けられたり、まったく受け付けられなかったりする可能性があります。これは他の媒体からコピーしてよい技術的なファイルではありません。
Google AdSenseのガイドでは、ads.txtを、認定されたデジタル販売者を広告の購入者が確認できるようにするためのIAB Tech Labの取り組みとして説明しています。Googleによると、このファイルは必須ではなく推奨という位置付けですが、識別子が誤っているとオークションや収益に影響する可能性があります。行を追加するか削除するかの判断は、媒体運営者と、その認定を与えた広告パートナーが行うものです。
ファイルに手を付ける前に販売者を洗い出す
現在の契約のもとで実際に認定されている広告ネットワーク、エクスチェンジ、アドマネージャー、再販事業者を一覧にします。各パートナーに、最新の正確なads.txtのエントリーを問い合わせてください。これには、システムのドメイン、販売者アカウントID、DIRECTまたはRESELLERの関係、任意の認証機関IDが含まれます。会社のマーケティング上の名称や他のサイトのファイルから、エントリーを推測してはいけません。
どのルートドメインで広告を配信しているかを確認します。https://example.com/ads.txtにあるファイルは、CMSの任意の添付ファイルやページ上のテキストブロックと同じではありません。複数のドメインで収益化している場合は、それぞれの要件を確認してください。変更する前に、既存のファイルを日付付きで保存しておきます。
構文とパスを確認する
基本的な販売者レコードは、カンマで区切られたフィールドで構成されます。あくまで説明用の例として、GoogleはAdSenseについて次の形式を示しています:google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0。ゼロで埋められたアカウントの値は仮の値であり、公開すべきアカウントではありません。実際の行は、自分のAdSenseアカウントまたは販売者からコピーしてください。
プライベートブラウズのウィンドウでルートのURLを開き、実際の応答を確認します。ログインを求められたり、チャレンジページが表示されたりすることなく、想定どおりのプレーンテキストが返されるべきです。リダイレクト後の最終的なURL、HTTPステータス、CDNやファイアウォールがボットに異なる内容を返していないかを調べてください。問題を調べる際は、オリジンにデプロイされているバージョンと公開されている応答を比較します。
DIRECTとRESELLERの意味を理解する
DIRECTは、指定された広告システムの販売者アカウントを媒体運営者自身が管理していることを示します。RESELLERは、別の事業者のアカウントを通じて認定されていることを示します。このフィールドはその特定の関係を表すもので、ネットワークの品質評価ではありません。関係の区分を見栄えのよいものに書き換えるのではなく、AdSenseのよくある質問とパートナーの指示に従ってください。
よくある誤りは、サイトの管理画面に表示されているプラットフォームと一致しないというだけで、見慣れないエントリーを削除してしまうことです。複数のエクスチェンジを通じて販売するネットワークもあります。同様に、使われなくなった販売者をいつまでも残しておくと、ファイル本来の目的が損なわれます。疑問のある行はすべて、現在の取引関係と照らし合わせて解決してください。
安全に公開して監視する
承認済みのパートナー記録とファイルを1行ずつ比較し、管理された手順で変更を反映して、変更前と変更後のバージョンを保存します。公開されたファイルをもう一度開いてください。次に、広告の管理画面に表示される警告と、パートナーが提供する診断情報を確認します。Googleによると、ステータスの更新には数日かかることがあり、リクエストの少ないサイトではさらに大幅に時間がかかる可能性があります。アップロード直後に警告が出ても、それだけで行が誤っている証拠にはなりません。
AdSenseでは、「サイト」の画面からステータスの再確認をリクエストできます。また、同社のクローラーがファイルを取得できる必要があることも説明しています。正しく見えるファイルを購入側のシステムが読み取れると判断する前に、クローラーに関するガイダンスを確認してください。
代理店が広告の仕組みを管理している場合は、「ネットワークが対応しています」という説明をそのまま受け入れるのではなく、承認の流れ全体を確認してください。実際に認定に署名するアカウントと、契約終了時にそれを取り消す責任者を特定します。システムのドメイン、販売者ID、関係、確認したパートナーという4列のスプレッドシートのほうが、凝ったダッシュボードよりも多くの誤りを防げることがよくあります。
ads.txtのURLがリダイレクトを返す場合は、リダイレクト先が通常のリクエストと認定された広告クローラーの両方に、意図した同じ内容を返していることを確認してください。プロバイダーが正規として扱うHTTPSとホスト名の組み合わせを比較します。ホスティングの管理パネルが非公開のディレクトリにファイルを作成し、公開ルートでは古いコピーが配信され続けていることがあります。CDNが以前のバージョンをキャッシュしていて、編集が反映されていないように見えることもあります。サーバー管理画面で見えるファイルだけでなく、公開されている応答を診断してください。
エントリーを削除すればすぐに収益が上がるとか、パートナーの「ads.txtがありません」という警告が意図的な不正の証拠であるとは考えないでください。その警告は、反映の遅れ、クローラーのパスの設定ミス、誤ったアカウント識別子、あるいは本当に認定が一致していないことを示している可能性があります。観察できる症状から作業を進めましょう。正確な警告文、日時、URL、応答を記録し、それを認定済みの記録と比較します。販売者を確認できない場合は、推測で対応せず、書面で説明を求めてください。
ads.txtを収益運用の一部にする
販売者との契約が始まったとき、変わったとき、終了したとき、そしてドメイン、CDN、ホストの移行後にファイルを見直してください。各エントリーを誰が依頼し、いつ確認されたかを記録する社内台帳を管理します。サイトでプログラマティック広告を一切使っていない場合、作り上げた一覧を公開しても収入にはならず、混乱を生むだけです。
収益の選択肢を広く知りたい場合は、媒体向け収益モデルのガイドをご覧ください。エクスチェンジ経由の需要ではなく直接のスポンサーを検討している場合は、スポンサー価格のガイドで別の販売プロセスを扱っています。ads.txtは購入者が販売者を確認するのに役立ちますが、読者を生み出したり、魅力の乏しい広告枠の価値を高めたりするものではありません。
英語の原文から翻訳しています。
一次資料
- Google AdSenseの案内support.google.com
- AdSenseのFAQsupport.google.com
- クローラーのアクセス条件support.google.com


